ファミコンを小型PC「ラズパイ」で再現!エミュでレトロゲームの名作「ドラクエ」「怒」「キングスナイト」が動く!
「ファミリーコンピューター」通称ファミコンは、1980年に一世風靡した任天堂の家庭用テレビゲームです。
任天堂アーケードゲーム「ドンキーコング」「マリオブラザーズ」などから始まり、「ロードランナー」など人気PCゲームの移植、ファミコンオリジナル「スーパーマリオブラザーズ」「ドラクエ」など数々のヒット作ゲームを世に広め、いまだに人気を誇る名作ゲーム機です。
近年、3000円代から購入出来る安価で、小型ボードPC「ラズベリーパイ(Raspberry Pi)」通称ラズパイが登場しました。マニアには人気で一般的ではありませんが、このラズパイを使ってファミコンが実現出来るのです。
気になったので、まとめてみました。
ラズパイとは
学校で基本的なコンピュータ科学の教育を促進することを意図して登場したシングルボードコンピュータ。イギリスのラズベリーパイ財団 (Raspberry Pi Foundation) によって開発され、2012年2月29日発売、2015年10月13日までに累計700万台を販売している人気です。
フリーで公開されているOS上で公開ソフトウェアや自作プログラムを使って動かし、学習以外にも、パソコンとしてWeb観覧、ワープロや表計算、サーバー、リモコンや防犯カメラなど家電デバイス、自作おもちゃ、ネットワークサーバーなど用途は無限です。
オフィシャルサイト:http://www.raspberrypi.org/
名称 | ラズベリーパイ(Raspberry Pi) |
---|---|
製造元メーカー | ラズベリーパイ財団(Raspberry Pi Foundation) |
発売 | 2012年2月29日 |
機種 | 販売終了:1 Model A、1 Model B 販売中:1 Model A+、1 Model B+、2 Model B、Compute Module、Zero (2016年2月調査) |
仕様(スペック) 2 Model B |
シングルボードコンピュータ SoC:Broadcom BCM2836 CPU:ARM Cortex-A7,クアッドコア,900MHz GPU:Broadcom VideoCore IV(250MHz) メモリー:512MB 電源:DC5V,600mA (3W) 基板サイズ:85.6 mm × 56.5 mm 重量:45g |
ターゲット価格 | 1 Model A+:20US$ 2 Model B1:30US$ Zero:5US$ |
累計販売台数 | 700万台(2015年10月13日まで) |
参考元:Wikipedia –https://ja.wikipedia.org/wiki/Raspberry_Pi
ファミコン
ファミコンは、ファミリーコンピュータ (Family Computer)の略。1983年7月15日に任天堂より発売された家庭用ゲーム機です。
名称 | ファミリーコンピュータ Family Computer |
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メーカー | 任天堂 |
発売 | 初期型(HVC-001):1983年7月15日~ 新型AV仕様(HVC-101):1993年12月1日 ~ 2003年9月25日(製造年月) |
メーカー希望小売価格 (発売当初) |
HVC-001:14800円 HVC-101:7000円 |
国内売上台数 | 1935万台 |
代表ゲーム | スーパーマリオブラザーズ、ドンキーコング、ドラクエ |
参考元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ファミリーコンピュータ
任天堂からファミコンをミニが登場!
2016年11月10日に、ファミコンミニ(ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ)が登場!ファミコンの人気ゲーム30タイトルを厳選して本体に収録されています。
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ファミコンを再現!
簡単に言うと、ラズパイ上のエミュ(Emu)で、ファミコンを模倣するのです。
エミュについて
エミュは、エミュレータ(Emulator)の略。一般的に機械装置やコンピュータのハードウェア構造を、別の装置やソフトウェアで模倣することで実現させたモノです。
ここでは、ファミコンのゲーム機をラズパイのハードウェアとフリーで公開されているソフトウェアで実現させています。
参考元:Wikipedia –http://dic.nicovideo.jp/a/エミュレータ
ファミコンをエミュ『recalboxOS』で再現!
『recalboxOS』レトロゲームエミュに特化したコンソールのソフトウェアを、ラズパイに導入することでファミコンが再現できるのです。実は、この『recalboxOS』はファミコンだけでなく、PCエンジン、セガ・メガドライブ、スーパーファミコン、プレステ1なども再現出来るすぐれものなのですよ。
必要なモノ
簡単ですが、まとめてみます。
・HDMI接続のPCモニターまたはテレビ
・HDMIケーブル
・電源ケーブル+アダプター(Androidスマホと同様)
・マウス(USB接続)
・キーボード(USB接続)
・microSD 8GB(SDカードアダプター要)
・LANケーブル
・パソコン(PC、Windows機の方が簡単)
・インターネット環境
・USB接続可能なゲームコントロール(あれば望ましい)
・ゲーム(ROM)
導入方法
ここでは、こんな感じです的に説明いたします。
・microSDをSD Formatter 4.0でフォーマットする
・recalboxOSをサイトからダウンロードして解凍、展開されたファイルをmicroSDへコピー
ラズパイ
・そのmicroSDをラズパイに挿入
・HDMIケーブルでモニターに接続
・キーボード、マウス、ネット接続(LANケーブル)接続
・電源ケーブルを接続して電源投入
・recalboxOSをインストール
・recalboxOS起動後、ネット環境、キー操作&コントロール設定
・ゲーム(ROM)インストール(PCとローカルネットワーク接続してラズパイ内miscoSDへコピーする)
・recalboxOSを再起動
これでファミコンが再現されるのです。
デフォルトでゲーム(ROM)が数本入っていた。でも糞ゲーでした。
シルベスター・スタローン主演映画「ランボー3 怒りの脱出」がヒントとなった人気ゲーム「怒3」、リアル・ファミコンには無かったどこでもセーブ&ロードが出来るのもエミュレータの良いところです。
エミュ出来たゲーム
エミュレータでは、100%再現出来るわけではありません。ファミコンのゲームもすべて起動するとは限りません。今は、ほとんど再現できるようです。
ゲーム名 | 再現性 |
---|---|
スーパーマリオブラザーズ(任天堂 1985年) | ◯ |
怒(SNK 1986年) | ◯ |
ドラゴンクエスト(エニックス 1986年) | ◯ |
キングスナイト(エニックス 1986年) | ◯ |
ドンキーコング(任天堂 1983年) | ◯ |
サイト調査による
ゲーム(ROM)は何処から?
エミュ業界では、ゲームのことをROM(ロム)と呼びます。ROMは何処から入手出来るのでしょうか?
あなたが所持しているファミコンのゲームカートリッジ内に入っています。専用機器とパソコン(PC)を使って、データとして吸い出す必要があります。ゲームカートリッジを売ったり、処分してしまった場合は、そのROMを破棄しなくてはなりません。
そうなると、ROMを入手することは、かなり難しいことになりますね。
デフォルトで、ファミコン上で動く、著作権フリーやオリジナルのゲームが収納されています。こちらでは問題なく遊べますよ。
でも、これだけエミュレータが世に浸透しているのですから、難しくなくROMは入手出来るのでしょうね・・・たぶん。
ということで、この記事の內容は、読みモノとして楽しんでいただけたら幸いです。
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