「支那そばや」佐野実さんのラーメンへ捧げる信念 芸能会からも追悼の声
「ラーメンの鬼」の異名を取ったラーメン店「支那そばや」創業者の佐野実(さの・みのる)さんが11日、多臓器不全のため亡くなった。63歳。神奈川県出身。新横浜ラーメン博物館の公式サイトで発表された。
1986年、藤沢市に「支那そばや」を開店。TBS「ガチンコ!」の「ガチンコラーメン道シリーズ」などテレビ番組にも多数、出演した。
店では私語禁止・携帯電話禁止を打ち出した
店での「私語禁止」「携帯電話禁止」などを打ち出した、”めんどくさい店”のハシリでもあった「支那そばや」。週刊SPA!(2012年9月18・25号)で、佐野さんはその想いを熱く語っています。
店のルール
「お喋りをする客は『塩』を頼まないでください」
「強度の香水をつけた方の入店お断り」
「携帯電話の店内使用禁止」
その理由は、
『携帯や香水、私語、これらは全部ラーメンを邪魔するもの。だって、食べてる途中に携帯で話してたらラーメンが伸びちゃうだろ。香水もラーメンのニオイを消しちゃう。ウチはカウンター15席の小さい店だったから周りにも迷惑』
佐野氏からすれば、すべては麺やスープをベストな状態で食べてほしい一心だったというのだ。「こっちは真剣にうまいもん出そうとしてんのに、食べる側のマナーが悪かったらさ……。例えば、フランス料理食べに行って、そういうことする客はいないでしょ? ラーメンだってそこは一緒」
それでもルールを守らない客は
「帰れ!!」
と一喝してきたという。
佐野実の信念
「こっちは客との真剣勝負。その店の規制が嫌なら、行かなきゃいいだけ。逆に、自信がない店は、無愛想になんかできないはずだよ。 俺は、客へのお礼は味で返す!そう思って研究してきた」
▼初期の支那そばや
タレントのHEY!たくちゃんも佐野実さんを追悼
HEY!たくちゃん、佐野さん追悼 弟子入りし開業
2012年9月、東京・渋谷にラーメン店「鬼そば藤谷」をオープン。佐野さんのものまねもするたくちゃんは「僕が一番悩んだり苦しい時期に何度も助けてもらいました。一緒にお酒を飲んだ時はすごく優しい方でした」と故人の人柄をしのんだ。
「いつも『飯食べたか?大丈夫か?』と声を掛けていただきました。佐野さんからいただいた言葉を大事にしたいです。本当にありがとうございました」と感謝した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140412-00000082-spnannex-ent
▼佐野実本人の前で怒られる佐野実ものまね芸人(HEY!たくちゃん)
サンドウィッチマンもブログで佐野実さんを追悼
お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の富澤たけし(39)が12日、自身のブログを更新し佐野実さんを追悼した
2011年の単独ライブで「ラーメンを作ってみたら美味いのができたので、のれんをもらいに行く」というVTRに、佐野さんが出演。「顔合わせもせずに初対面、一発本番で見事な佐野実節をサク裂させて、悔しいくらいの笑いを取ってくれました」と振り返り「すごく理解と優しさのある方でした」と人柄をしのんだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140412-00000083-spnannex-ent
「またいつか一緒に何かやらせてもらえたら、と思っていたので本当に残念です」と冥福を祈った。
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