スズキ自動車、過去最多187万台リコール=ワゴンRなど発煙も




スズキは22日、エンジン始動スイッチに不具合があるとして、「ワゴンR」など9車種計187万2903台(1998年8月~2009年8月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。04年以降、発煙事故67件を含む89件の不具合が報告されたが、けが人は確認されていない。

スズキ-リコール

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 1回のリコール届け出台数としては過去最多。同社は先月にも、同様の不具合により火災や発煙が起きたとしてパトカーなど約12万台をリコールしており、同一原因での台数の総計でも最も多くなった。今回のリコールにも1290台のパトカーが含まれる。海外輸出分の約13万台でも同様の措置を取る。

スズキ自動車のリコール詳細

同社は3月31日、エンジン始動時にひねるイグニッションスイッチを発煙の原因としてパトカーを含む約13万台をリコール。今回は同型スイッチを使う全車種に広げた。1998年8月~2009年8月の製造分が対象で、パトカー1290台を含む。04年以降、発煙が67件あり、異臭やエンジンスターターが回りっぱなしになる故障もあった。

 国交省によると、イグニッションスイッチの金属接点の間で火花が飛び、潤滑用のグリスがその熱で炭化して電流が流れやすくなる。さらに長期間使ううちに接点が削れて金属粉を生じ、より電流が流れやすくなってグリスが発煙、発火する恐れがあるという。スズキは炭化しないグリスを使った改良品に交換するが、対象台数が多く、修理開始は6月ごろの見通し。

 国交省は3月のリコール時、道路運送車両法に基づき、同社に特別監査に入った。販売店に寄せられた顧客からの不具合情報を本社が十分集めていない▽重要な不具合をリコール部門トップの品質本部長に報告していない――などの問題を確認。22日付で1カ月以内の改善を文書で指導した。

 この問題をめぐっては、昨年12月に埼玉県警でミニパトカーに使われていたソリオが出火し、国交省がスズキに調査を求めていた。

 国交省によると、69年度に国内のリコール制度が始まって以降、これまで1回のリコールとしては、12年にトヨタ自動車が届け出たプリウスなどの152万台が最多。同じ部品の不具合で対象車種を追加した一連のリコールでは10~12年に三菱自動車が4回にわたって届け出た計176万台が最多だった。14年度は合計で最多の956万台の届け出があった。

 スズキの鈴木修会長兼社長は取材に「誠に申し訳ない。管理が不十分だった」と話した。問い合わせは同社お客様相談室(0120・402・253)へ。(工藤隆治、東郷隆)

引用元:http://www.asahi.com/articles/ASH4Q3SB0H4QUTIL012.html



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